どうもこんにちは!Arakichiです。
イタリア、ローマに旅行に来たら必ず行っておきたい国があります。
それは世界一小さい国、バチカン市国です。
バチカン市国は、歴史的な遺産や美術品、宗教的な重要性から世界中の観光客に魅力的な目的地として知られています。
ローマ教皇の宮殿やシスティーナ礼拝堂、聖ペテロ大聖堂など、バチカン市国は芸術と宗教の至宝が集まる場所として名高いです。
この記事では、特にバチカン市国の観光スポットとして人気のバチカン美術館について詳しくご紹介していきます。見どころからチケット予約方法までご紹介します。
是非バチカン美術館観光に役立ててください。
バチカン市国の歴史と背景
バチカン市国は、ローマ教皇の公国であり、ローマ教皇の居住地として知られています。
ローマ市内に位置する独立国家であり、カトリック教会の中心地として知られています。その歴史は古代ローマ時代から始まりますが、現在の形になったのは近代になってからです。
バチカンの歴史は古代ローマ時代にまで遡ります。この地は、古代ローマ時代には神殿や墓地が建設されていました。しかし、キリスト教がローマ帝国で広まると、この地はキリスト教徒の信仰の中心となりました。伝承によれば、聖ペテロがここで殉教したとされています。
中世に入ると、教皇庁がバチカンの地に拠点を置くようになりました。教皇はカトリック教会の最高指導者であり、バチカン市国はその権威の象徴として発展していきました。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、イタリア統一運動が進む中で、ローマはイタリア統一の一環として統合されました。この際、教皇領も統一されたイタリア王国に併合され、教皇はバチカン宮殿に籍を置くこととなりました。
教皇はこれを受け入れず、バチカン宮殿周辺の地域を独立国家として宣言しました。この状態は数十年にわたって続きましたが、1929年にラテラノ条約が締結され、バチカン市国が正式に独立国家として承認されました。この条約により、バチカン市国は面積44ヘクタールの小さな領土として成立し、現在に至っています。
これらの歴史から分かるように、歴史的な重要性と文化的な価値は計り知れません。
現代のバチカン市国は、教皇庁の本拠地であり、カトリック教会の中心地として機能しています。教皇はバチカン市国の元首であり、国内の行政、司法、立法の最高権力者でもあります。カトリック教会の教義や神聖な場所が集中するバチカン市国は、世界中から多くの巡礼者や観光客が訪れ、その歴史と文化、美術品に触れています。
バチカン市国は、古代ローマ帝国時代からキリスト教の中心地として重要視され、今でも多くの宗教的な建造物や芸術作品が残されています。
バチカン美術館へのアクセス
最寄り駅は「Cipro – Musei Vaticani」駅です。ローマ地下鉄A線(Metro Line A)で行くことができます。
この駅から徒歩10分ほどでバチカン美術館に到着します。
美術館はチケット予約ありとチケット予約なしで列が分かれています。
列を間違えないようにしましょう。
バチカン美術館を攻略しよう
バチカン市国は世界でも最も重要な宗教的・文化的地域の一つであり、その小さな面積に多くの見どころが詰まっています。カトリック教会の中心地であるバチカン市国は、美術や歴史愛好者にとって真に魅力的な場所です。
特にバチカン美術館は、膨大なコレクションを展示しています。収蔵品には古代ギリシャ・ローマ彫刻、ルネサンス期の絵画、エジプト古代美術などが含まれます。博物館内は複数の建物や部屋があり、見応えがあります。
特にシスティーナ礼拝堂にの巨匠ミケランジェロによる壁画や天井画は、その技術と美しさで知られており、「最後の審判」と「創世記」の天井画を目的にたくさんの観光客が訪れます。
バチカン美術館を攻略する際に大事なのは下記の2点です。
- チケットは事前予約する
- 見たい作品をあらかじめピックアップする
チケット予約方法(2024.2最新)
バチカン美術館へ行く際は必ず公式サイトで予約するようにしましょう。
バチカン美術館は当日券の販売もしておりますが、連日長蛇の列ができていますので、必ず事前予約をするようにしましょう。
またチケットを事前に予約しても、美術館内受付で予約画面を提示し、チケットを受け取る必要があります。
以下では公式サイトでのチケット予約方法を解説します。
バチカン美術館公式サイトはこちらから
公式サイトを開いたら、まず最初にtop画面の美しい動画を見ましょう!
ではなく、言語を選択しときましょう。
日本語はないので、ここでは英語字幕を選択していきます。
メニュー内からTICKETを選択します。
TICKETを選択すると、「Book online ur tour」という項目が選択できるようになるのでクリックします。
バチカン美術館チケットにはいくつか種類があります。ガイドツアーを選択することも可能です。
1番左上の「Vatican Museums Tickets」が通常のチケットになります。こちらを選択します。
次に日付と訪問人数を選択します。選択が完了したら「CONFIRM」を選択します。
チケットの種類を選択します。
選択した日付のチケットが完売していると「SOLD OUT」と表示され、選択ができません。
バチカン美術館は非常に人気で、旅行シーズンはチケットが完売になっていることが多いので、早めに予約するようにしましょう。
チケット種類は入場チケットの他にガイドツアーチケット、朝食付きチケットなどもあります。
こちらでは通常の入場チケットを選択しますので「Admission tickets」を選択します。
購入するチケットの枚数を選択します。チケットは1枚€20です。(2024.2現在)
18歳以下の場合は€8です。
約2年前に比べると€3も値上がりしてます。
チケットの枚数と合計金額を確認します。
チケット予約金額のめ+€5かかります。
間違いがなければ「PROCEED」を選択し、次に進みます。
購入者情報を入力します。
支払い後に当日チケット引換するための予約票がメールで届きますので、メールアドレスは間違わないように入力しましょう。
セキュリティチェック(I’m not a robot)にチェックをする。
注意事項のチェックボックス(1番上のボックス)にチェックを入れる。
2つ目のボックスは美術館からニュースレターをメールで受け取りたい場合にチェックを入れます。
支払いに使うクレジットカードの情報を入力します。
入力が完了したらチェックボックにチェックをして、支払い(Pay)を完了させます。
支払いが完了すると予約票がメールで送られてきます。
当日受付でチケットと交換する必要があります。のでデータを大事に保管しておきましょう。
印刷して持っていっても大丈夫です。
バチカン美術館に着いたら、受付でメールで受け取ったデータ画面を見せ、チケットを受け取ります。
チケットを受け取ったら美術鑑賞を楽しみましょう。
館内には荷物を預けるサービスカウンターもあります。荷物が多い場合は預けていきましょう。
無料で預けることが可能です。
あまりに荷物が多いと預けろとスタッフに声をかけられることもあります。
コレは見とこう有名作品8選
バチカン美術館は非常に広く、多くの展示物があります。
バチカン美術館内の全ての作品絵を見て回ろうとすると丸1日かかるでしょう。最低でも5〜6時間はかかると思います。
あらかじめ見たい作品を絞っていくことをお勧めします。何も考えずにノープランで行ってしまうと大変ですよ!
私の場合は集中して作品を見て回れるのは2時間くらいだと考え、最初に見たい作品をピックアップしバチカン美術館内を回りました。
以下では有名で人気の作品を紹介します。
せっかくバチカン美術館に行くのであればこれらの作品は抑えておきたいところです。
ラオコーン
この「ラオコーン」は、トロイア戦争の神話に登場するトロイの神官であるラオコーンと彼の息子たちが、蛇によって襲撃される瞬間を描いています。ラオコーンの苦悩と闘争の様子がリアルに表現されており、古代彫刻の傑作として高く評価されています。
ヴェルべデーレのトレソ
「ヴェルベデーレのトレソ」は、古代ギリシャ時代の彫刻で、アポロン(太陽神)を表現した作品です。この彫刻は、理想的な男性像とされ、その美しさとバランスの取れた造形が特徴的です。
彫刻が割れる前の全体像がどのような男性像だったのか非常に興味を掻き立てられます。理想の男性像と言われるくらいなので、さぞ美男子だったのでしょう。
キリストの変容
「キリストの変容」は、ルネサンス期の巨匠ラファエロによる絵画で、キリストが変容する様子を描いています。画面上部では変容するキリストが描かれ、下部ではキリストの弟子たちと群衆がキリストの変容に驚き、神秘的な雰囲気が漂っています。
バチカン美術館内はキリスト教に関する絵画がたくさんありますが、その中でもこちらの絵は有名な作品です。ぜひ見ておきましょう。
地図のギャラリー
「地図のギャラリー」は、バチカン美術館内のギャラリーの1つです。地理的な絵画や地図が展示されています。これらの作品は、地理や探検の進化を示し、歴史的な地図や風景の美しさを表現しています。
地図ももちろん素晴らしいのですが、このギャラリー一帯がが美しく非常に見応えがあります。
ラファエロの間
「ラファエロの間」は、バチカン美術館内の部屋の1つで、ルネサンス期の画家ラファエロ・サンティのフレスコ画が展示されています。これらのフレスコ画は、宗教的・神話的なテーマや美術技術の優れた表現が特徴的です。
アテナイの学堂
「アテナイの学堂」は、ルネサンス期の巨匠ラファエロによるフレスコ画であり、ヴァティカン宮殿のスタンザ・デッラ・セグネチャ(印章の間)に描かれています。この作品では、古代ギリシャの哲学者や数学者、芸術家たちが集まり、哲学と知識の象徴として描かれています。
最後の審判
「最後の審判」は、ミケランジェロ・ブオナローティによるシスティーナ礼拝堂の天井画で、その壮大なスケールと複雑な構図で知られています。キリストの再臨と最後の審判が描かれており、善と悪の運命が描き出されています。
「最後の審判」と「創世記」を見るためにたくさんの人が訪れるため、システィーナ礼拝堂はいつでも大変混雑します。
創世記
「創世記」もミケランジェロによるシスティーナ礼拝堂の天井画の一部であり、天地創造の一瞬が描かれています。この作品は、アダムと神の指先が触れ合う有名なシーンで知られており、芸術史上でも重要な位置を占めています。
「最後の審判」同様、ミケランジェロの代表作であり、こちらの天井画を見るためにたくさんの人が訪れます。
まとめ
今回はバチカン美術館のチケット予約方法と、見ておくべきおすすめ作品をご紹介させていただきました。
バチカン美術館は展示作品数がかなり多いため、事前に見たい作品に目星をつけておきましょう。
またチケットは必ず予約しておきましょう。非常に人気な観光スポットのため、チケット予約をしていないと入るまでにかなり待たなければならないです。場合によっては入場できない可能性もあります。
しっかりと事前準備を行い、当日ゆっくり余裕を持って鑑賞できるようにしましょう。
こちらの記事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきまして、誠にありがとうございました。